歯周病とは
現在、歯を失う原因の第一位が歯周病です。
歯周病は30歳以上の約7割が罹患しているというデータがあります。また、10代から20代の若年者でも、歯周病の予備軍と言える歯肉炎の方が約6割であり、全年齢の方が注意すべき病気です。
また近年の研究により、歯周病が全身疾患へ大きく関わっていることが明らかとなってきました。特に糖尿病は深く関わっており、歯周病の治療により血糖値の改善効果が高いことから、糖尿病治療のガイドラインにおいて歯周病の治療が推奨されています。その他にも心疾患や慢性腎臓病、呼吸器疾患、骨粗鬆症、関節リウマチ、悪性新生物(がん)、早産・低体重児出産など、さまざまな全身疾患と関連していることが報告されています。歯周病を治療することにより口腔の健康を維持することは、全身の健康維持にとって大変重要といえます。
歯周病は進行するまで症状が出にくく、以下のような症状が出た場合はすでに重症化している場合もあります。早期発見・早期治療、また歯周病を予防するためには、症状がなくても定期的な歯科受診をお勧めしております